(株)善都(本社/愛知県豊田市)はこのたび、地域貢献活動の一環として、西枇杷島防犯協会連合会(清洲市)ならびに稲沢防犯協会連合会(稲沢市)の防犯団体に対し、街頭防犯カメラ18基を寄贈した。伴って8月1日、清洲市の清須城内黒木書院において、「街頭防犯カメラ寄贈式及びジョグパト出発式」が行われ、同社の都筑善雄社長はじめとする関係者が出席した。
式典の冒頭、街頭防犯カメラ(目録)を稲沢と西枇杷島の両防犯協会連合会会長に対して贈呈した後、都筑社長より、「当社は愛知・岐阜を中心に23店舗を展開しております。日頃、たくさんのお客様と携わる中で、私たちは企業としての存在意義や、地域の皆様からの信頼を獲得する為には何ができるのかを日々考えてきました。これまで大規模災害時の支援協力やCSR活動を展開してきており、その中で今回、稲沢、西枇杷島に対し大規模な防犯プロジェクトとして街頭防犯カメラの寄贈を行う運びとなりました。また、ジョグパトという官民一体となった新たな住民参加型の防犯活動の取り組み、その一端を担う事を大変名誉に感じます。」と同社の取り組みを紹介するとともに、両市の住民が今まで以上に安心して暮らせる環境が構築される事を祈り挨拶とした。
続き、管轄する警察署長、ならびに防犯協会連合会長連名の感謝状が贈呈された。来賓には清洲市の加藤静治市長や稲沢市の大野紀明市長、西枇杷島、稲沢の両警察署長らが列席。挨拶に立った稲沢警察署の高松啓輔署長は、寄贈された街頭防犯カメラについて、地域の安心安全に繋げて行きたいと述べたのち、「今回、防犯カメラの寄贈に合わせて、ジョグパト運動がスタートします。この活動は誰でも気軽に参加できる活動です。交通事故に気をつけながら長く活動していく事が大切だと思います。今回、稲沢市と清洲市、稲沢警察署と西枇杷島警察署、というように市や警察署の管轄を超えた非常に有意義な繋がりが出来ました。活動の輪を更に広げ、安心安全な街作りに繋げていきたい」と語った。
式典ではジョグパトの提唱者である東京大学大学院准教授の樋野公宏博士も列席し、活動の趣旨説明を行った。ジョグパトとは、ジョギングやウォーキング、犬の散歩などを行いながら防犯活動を行なうという、新しい住民参加型の防犯活動だ。参加者は安全・安心のシンボルカラーである青色のLEDライトやビブスを身につけ、ジョギングやウォーキング等、街を移動する活動を行なう。地域を見守る目を増やし意識させる事で、犯罪の未然防止につなげる。両警察署は街頭防犯カメラが設置されたことによって創出された安全エリアでのパトロールを推奨している。式典の後、集った有志達による最初のパトロールが清須城周辺で行われた。
都筑社長より目録の贈呈