(株)SANKYO(本社/東京都渋谷区)は2月2日、「第十回 白鵬杯 -世界少年相撲大会-」(主催:第十回白鵬杯実行委員会/一般社団法人白鵬ドリーム基金)に協賛した。
白鵬杯は、相撲の普及と競技人口の増加を推進するため、参加者および同行者の参加費(交通費・宿泊費)を主催側で補助し、地方や海外といった遠方からの参加を促している少年力士を対象とした小中学生相撲大会。今回も会場の東京・両国の国技館には、日本やモンゴルなど世界の13の国と地域から集まった1134人・141チームの小中学生が参加し、団体・個人(小学生は各学年別と中学生)戦を終日開催した。日本全国から少年力士や白鵬自らが招待したアメリカ、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、韓国、台湾、タイ、ブラジル、ブルガリア、香港、モンゴル、ロシアの各国から選手を招待し、国際色豊かな大会になった。ただ、5人が出場予定だった中国チームは、新型コロナウイルスの影響で来日を取りやめた。
大会名誉会長として主催者挨拶に立った横綱・白鵬翔氏は、第十回という記念大会を迎える事ができたと、大会を支援する協賛・協力各社団体に対して感謝を述べた。そして、2020年の今年、東京五輪が開催される事から、相撲も同じく世界各国の参加を呼びかけ、最多の13カ国から集まってもらったと重ねて謝意。第九回大会後の1年間、自身の事にふれ、平成最後の春場所、15回目の全勝優勝する事ができたが、右腕を負傷。状態は深刻だったため、一時は引退の文字が脳裏をめぐったけれども、見事に回復できた事。また昨年9月3日、帰化により日本国籍を取得した事を報告。あらためて相撲のルーツ、そして日本の歴史と文化の一つであると、参加した子どもたちに向け「君たちは日本の宝だ」と呼びかけ、参加者全員が悔いのないよう全力を出して下さいと激励した。そして、来年は女子の参加も想定したいと、白鵬杯の新たなチャレンジを打ち出していた。
大会は午前8時の開会式から午後7時過ぎの表彰式まで、横綱白鵬はもとより、現役力士も多数会場に訪れ、審判役なども務めるなど子どもたちとの交流を終日行った。特別協賛のSANKYOでは「相撲を通じた各国との親善交流、青少年の健全な育成」を目的とした大会の趣旨に賛同し、協賛を通じて未来を担う子どもたちの応援を続けている。当日は、SANKYOブースとして小さい子どもからでも楽しめるゲームコーナーを設置した。
午前8時過ぎから開会式を行い、マメ力士が勢ぞろいして記念写真
白鵬の長男・真羽人君(左)も善戦
表彰式
ゲームコーナー