RSN 9月相談数265件

ぱちんこ依存問題相談機関のNPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信10月24日(第78)号で9月の相談数は265件と発表。2013年度は累計1741件、2006年4月からの相談累計は1万943件となった。

今回、本人からの相談は181件(81%)、家族・友人42件(19%)、援助者1件(0%)。本人性別内訳では、男性117、女性64。本人相談経路(181件中)では、ホール内ポスター118件、インターネット35件、雑誌10件、不明・拒否9件、その他8件、他の相談機関1件。その他22件(本人8件、家族・友人14件)中、友人・知人の8件は口コミでRSN電話番号を知っての相談だった。

今号では、平成25年度を折り返した所から、上半期の電話相談をまとめている。広告宣伝など規制の厳正化、業界挙げたRSNの啓蒙活動などを受け、相談軒数は急激に増加、月300件を超える相談が2ヶ月連続するなどした。「相談件数が増加すれば、それだけ問題や相談内容も幅も広がります。マンパワーの増強がなかなか思うようにいかない中でも、相談対応の質的向上には妥協せず取り組んでいきたい」とよりよい支援強化、直接援助(面接相談)など、新たな支援についても模索中という。

また、6月より「遊技を開始した年齢」「問題化した年齢」を年代別から実年齢の集計に変更。4か月間の集計分析を試みた。その中で、「遊技開始者の約8割が25歳以下であるという遊技特性そのものが、のめり込みのリスクになっている可能性」について、検証の必要性を唱えている。問い合わせ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。