ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信10月22日(第174)号で9月の相談数は252件(支援室21件含む)と発表。日中(10時〜16時)131件(支援室12件含む)、夜間(16時〜22時)121件(同9件含む)。9月期の年比較では、2019年9月434件、2020年9月294件で推移。前(8)月の296件から44件減少した。2006年4月からの累計4万2313件とした。
相談(初回134件・53%)の集計では、本人からの相談は114件(85%)、家族・友人20(15%)。本人性別では、男性100(88%)、女性14(12%)。本人相談経路(114件中)では、ホール内ポスター64件、インターネット29件、ホール配布物10件、不明・拒否6件、他の相談機関1件、ホール関係者1件、ホール折込チラシ1件、雑誌1件、家族・友人・知人1件。
8月に政府の令和2年度依存症に関する調査研究事業として独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターによる「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」報告書が出された事について、一言。「コロナ禍での調査であり仕方ない面はあるにしても、国の対策の基礎となるデータがこれでは、正直いかがなものかと感じます。(中略)税金が導入される国の対策の基礎部分ですから、信頼できるエビデンスの提示を切に願います」とエビデンスの信頼性の確保に努める研究に期待した。
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