RSN 8月相談数159件

ぱちんこ依存問題相談機関のNPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信9月20日(第65)号で8月の相談数は159件と発表。これにより24年度は577件、2006年4月からの相談累計は7217件となった。

RSNポスターの貼付店舗の増加が、相談件数増加の最大要因という8月相談数・内容。本人からの相談102件(73%)のうち、相談経路では、ホール内ポスター65件、インターネット19件、その他11件(うちホール折込チラシ10件)、不明6件。ホールでのポスター(チラシ)が、高い率で相談につながっていることから、ホールでの設置協力をさらに呼びかけている。

特集では、「RSNの電話相談件数が増えている!」と題し、8月は過去2番目の相談件数を記録し、9月は200件超えの勢いについて考察。中でも、「ホール折込チラシ」や「店内の宣伝ビデオにRSNの番組が映っていた」のを見てなど、新たな情報源の発見があったようだ。

相談員は「依存しているかどうかではなく、相談者が何に困っているのか、そしてその要因・背景・どう改善したいのかについて注目し相談をお受けしています。パチンコやスロットに問題を抱えている人といっても、そのことが本質的な問題とは限りません。また、いわゆる依存症モデルの対応で問題解決できる相談者は、限られていると考えています。(中略)気軽、身近、どこからでも相談できるという電話相談ならではの利点が、今まで相談機関とは縁遠かった問題ユーザーに対し、相談を身近なものとし、実際に相談につなげる効果を生み出していると考えます」という基本姿勢で、日々取り組んでいる。お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。