ぱちんこ依存問題相談機関のNPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、さくら通信8月25日(第52)号で7月の相談数は60件と発表。今年度累計は339件。2006年4月からの相談累計は5851件となった。
今年度の相談件数は、過去のペースを下回っている。減少理由としては「震災の影響による東日本地域からの相談減」「RSNポスターを作り替えており、そのタイムラグ」ではなかろうかと推量。本人からの相談34件のうち、相談経路では、ホール内ポスター28件、インターネット2件などとなっており、店舗におけるホール内ポスターの活用は重要。ケーススタディでは、問題をかかえる本人からの相談。パチンコ依存問題では、本人からの比率が高い(70%以上)のが特徴という。「パチンコをやめたい。給料のほとんどをパチンコに使ってしまう。やめたいと思うが、自由なお金があると行ってしまう。やめる方法が知りたい」という37歳・男性・会社員・離婚歴あり・現在一人暮らしのケースを取り上げた。遊技開始年齢19歳・問題化して15年、借金は任意整理後、毎月返済中。遊技頻度週3〜4日、遊技に月10万円(平均)、精神科通院歴無し。
なお、お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。