RSN 6月相談数278件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信7月27日(第159号)で6月の相談数は278件(支援室28件含む)と発表。日中(10時〜16時)150件(支援室19件含む)、夜間(16時〜22時)128件(同9件含む)。全国のパチンコホールが営業自粛を解除したことが、相談増加(前月より91件増)に影響しているとした。なお2006年4月からの累計3万9613件となった。

相談(初回120件・43%)の集計では、本人からの相談は113件(94%)、家族・友人7件(6%)。本人性別では、男性98(87%)、女性15(13%)。本人相談経路(113件中)では、ホール内ポスター44件、インターネット33件、不明・拒否21件、ホール貼付ステッカー5件、ホール配布物3件、ホール折込チラシ3件、ホール関係者3件、家族・友人・知人1件となっている。

冒頭で西村代表は、コロナ自粛中の騒々しい時期があったが、「本当に注意しなければならないのは、これからだと考えます。人の行動や習慣は、取り巻く環境が変わった時に、本人が思う以上に変化してしまうことがあります」と依存問題対策への協力を呼びかけた。

コロナの影響で依存問題基礎講座は、8月もオンライン方式で開催予定。8月2日13時30分〜15時30分の間、zoomを利用して「本当は啓発週間で言いたかったこと」と題して「「いわゆるぱちんこ依存(遊技障害)」の研究は驚きの連続だった」(篠原菊紀氏・公立諏訪東京理科大学教授)を実施。定員30名、7月31日までにメールでの参加申込必須。お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)についてはRSNまで。