ぱちんこ依存問題相談機関の認定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信6月19日(第86)号で、5月の相談数は325件と発表、今年初めて300件を超えた。2014年1月からの累計は1324件、2006年4月からの相談累計は1万3051件となった。
本人からの相談は224件(86%)、家族・友人37件(14%)、ホール関係者1件(0%)。本人性別内訳では、男性174、女性55。本人相談経路(224件中)では、ホール内ポスター136件、その他34件、インターネット33件、ホール貼付ステッカー7件、不明・拒否7件、雑誌7件。今回集計より「ホール貼付ステッカー」項目を新設。またその他42件(本人34件、家族・友人7件、ホール関係者1件)中、27件は啓発用ティッシュ経由の相談だった。
今回の「相談電話の向こうから」特集は、「日本で生活を始めたパチンコにのめり込んだ女性」について。相談者は、日本の夫と国際結婚し、日本での生活約10年になる女性Aさん(40代)。外国人という見方をされている中での日本の生活で、疎外感、孤独のあまり自分の居場所としてパチンコホールがあったようだ。相談する中で「地域とのかかわり」の必要性を感じ「Aさんの生活改善のためにボランティアや地域の人たちとの交流の場を紹介してもらえるゆに役所の利用」を提案した。問い合わせ等ならびに活動協力(寄付等)についてはRSNまで。