RSN 2013年版報告書が完成

ぱちんこ依存問題相談機関のNPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、2013年「ぱちんこ依存問題電話相談事業報告書」をまとめ、今報告書より、年度(4月〜3月)から年(1月〜12月)集計に変更した。

2013年の電話相談数は3364件(月平均280.3件)と前年に比べ約1.6倍で、2011年の3.3倍となる経緯。2006年4月からの累計相談数は1万1727件(2013年12月末)。前年以来、相談件数が急増した要因のひとつとして、業界あげて連携した取組みで、RSNの相談先電話番号を掲載したポスター、ステッカー、ポケットテッシュの配布などがある。

第1章は相談の基礎資料。第2章は相談者全体。第3章は相談者(家族・友人)の詳細。第4章は相談者(問題を持つ本人)の詳細としており、各章ごとにまとめている。RSNの電話相談の特徴は、本人からの相談であり、2324件と全体の84%を占めている。そして相談経路(本人)の特徴は、ホール内ポスター(1418件・61%)となっている。業界が連携した施策からでは、「ホール配布テッシュ」130件、「ホール内ステッカー」86件、「ホール折込チラシ」15件、「ホール関係者」9件など。

第4章の中で、問題を持つ本人の遊技の詳細についてもまとめている。そこでは「女性は、ぱちんこののめり込みが多く、男性はスロットののめり込みが多かった」傾向、「ギャンブリング型の問題ユーザー」、「遊技型の問題ユーザー」という捉え方など、様々に分析を試みている。

この報告書はA4判40ページ。同報告書はPDFのダウンロードが可能(http://rsn-sakura.jp/2013report.html)。また同報告書へのお問い合わせは、RSNまで。