ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信3月26日(第167)号で2月の相談数は330件(支援室33件含む)と発表。日中(10時〜16時)184件(支援室21件含む)、夜間(16時〜22時)146件(同12件含む)。
2月期の年比較では、2019年2月503件、2020年2月347件で推移。コロナ禍は緊急事態宣言が首都圏で延長され、2月13日には「まん延防止等重点措置」が施行していた中、1月の288件を42件上回った。なおRSN調べでは、2006年4月からの累計4万534件とした。
相談(初回155件・47%)の集計では、本人からの相談は132件(85%)、家族・友人14件(14%)、援助者1件(1%)。本人性別では、男性109(83%)、女性23(17%)。本人相談経路(132件中)では、ホール内ポスター53件、インターネット48件、不明・拒否19件、ホール配布物7件、家族・友人・知人2件、その他2件、ホール折込チラシ1件となっている。
新年度に際して、依存問題の教育eラーニングシステムの準備が整った事を告げている。「パチンコという日本独特の産業の形態もありますが、統一的な依存問題の従業員教育プログラムの提供は、世界のギャンブリング産業の対応をみても、例がありません」と意義あるシステムとしている。4月から1年間は無償での提供を予定している(詳しくはRSNホームページまで)。
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