ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信3月24日(第107)号で2月の相談数は245件(224件・支援室21件)と発表。これによりRSN相談件数は、2016年1月〜2月は448件、2006年4月からの相談累計は1万8219件となった。
今回、本人からの相談は145件(84%)、家族・友人27件(16%)。本人性別内訳では、男性113、女性32。本人相談経路(145件中)では、ホール内ポスター84件、インターネット42件、ホール配布テッシュ6件、不明・拒否4件、ホール貼付ステッカー3件、その他3件、他の相談機関2件、雑誌1件。その中、本人相談で「パチンコをやめると、かえって困難になることは?」とたずねることも多く、この回答を手がかり に、解決策や紹介先を相談者と一緒に考えているという。
今回の特集は「春先から増え始める若年層からの相談」について。春先は、新年度にともない若者からののめり込みに関する相談が増える時期という。その相談内容から業界に向け「今の遊技業界の遊ばせ方では、興味を持った若者が短期間で疲弊し、好きなパチンコを長く楽しく続けることはできません。若者個々の背景問題はあるにしても、未来ある若者に対する娯楽のリスク対策は、遊技業界の大きな課題」としている。
現在、RSNは2015年の電話相談を報告書としてまとめており、4月上旬に完成を目指している予定。この報告書希望者は、RSNまで電話・ファクス、HPのお問い合わせフォームにて連絡の事。なお、お問い合せ等ならびに活動協力( 寄付等)については、RSNまで。