ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信1月26日(第177)号で12月の相談数は239件(支援室25件含む)と発表。日中(10時〜16時)110件(支援室17件含む)、夜間(16時〜22時)129件(同8件含む)。12月期の年比較では、2018年12月412件、2019年12月383件、2020年12月288件で推移。前(11)月の237件から2件増加した。2006年4月からの累計4万3319件とした。
相談(初回90件・38%)の集計では、本人からの相談は79件(88%)、家族・友人11件(12%)。本人性別では、男性69(87%)、女性10(13%)。本人相談経路(79件中)では、ホール内ポスター43件、インターネット20件、不明・拒否8件、ホール折込チラシ3件、ホール配布物2件、ATM啓発メッセージ2件、家族・友人・知人1件。
現在、2021年の年間電話相談データの報告書をまとめている。年間相談件数において、2021年は3403件の相談だった。2018年5795件、2019年5222件、2020年3703件と推移している。
依存の問題の支援に携わる人たちの勉強会の2021年度第7回目となる「依存問題基礎講座」は、3月6日(日)にZoom勉強会として開催を予定している。「依存症『回復』のジレンマ〜『回復』に殺されるな!」と題して、市川岳仁氏(三重ダルク代表・名古屋市立大学・京都精華大学・龍谷大学非常勤講師・精神保健福祉武士)が中心となり、果たして「回復」の認識と実感は一致しているのか。「やめる」ではなく「生きる」を支える三重ダルクの実践を参考に考察する。参加費は無料だが、3月1日(火)まで(定員約30名想定)にメール等による参加申込が必要(http://problemgambling.namaste.jp/)となっている。
お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)についてはRSNまで。