RSN 12月相談数198件、2014年は3000件突破

ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信1月22日(第93)号で12月の相談数は198件と発表。これにより2014年1年間では、3077件。2006年4月からの相談累計は1万4804件となった。

本人からの相談122件のうち、相談経路では、ホール内ポスター59件、インターネット40件、その他11件、不明拒否4件、ホール添付ステッカー3件、雑誌3件、TV1件、他の相談機関1件。

今回「相談電話の向こうから」は、「年末年始に過度な遊技をされたケース」についての相談について。Aさん30代・男性は、年末年始の大型連休についついパチンコホールに通ってしまい、ボーナスの大半を使ってしまった。平常心に帰り、反省する一方で、少しでも取り戻したいと思う気持ちが起こり、依存ではないかと相談。もう一人Bさん60代・女性は、いつもは夫と週に1度位のペースで遊ぶ程度だったが、年末に一人で行く頻度が増え、消費金額も増えた。心配になり相談。

相談員からは、それぞれ相談自身が、問題を感じ、自分の行動を見直し、パチンコとのつきあい方を改めてセルフコントロールに取り組んでいると評価。のめり込み問題に関して遊技を提供する側の啓発活動も重要。そしてユーザーもまた自分自身を守るため、適度に遊ぶというスキルを学ぶことは大切な事としている。

なお、お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。