RSN 11月相談数287件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信12月19日(第80)号で11月の相談数は287件と発表。2013年度は累計2327件、2006年4月からの相談累計は1万1529件となった。

今回、本人からの相談は199件(86%)、家族・友人33件(14%)。本人性別内訳では、男性145、女性54。本人相談経路(199件中)では、ホール内ポスター107件、その他42件、インターネット34件、雑誌8件、不明・拒否8件。その他48件(本人42件、家族・友人6件)中、9件は啓発用ステッカー、啓発用ポケットティシュ31件の相談だった。

今号では、その他の経路での電話相談について考察。というのも、啓発用ポケットティッシュからの相談が高かったことによる。毎年恒例の全国ファン感謝デーが11月開催。この告知に合わせ、今回はRSN啓発文面が入ったティッシュ約450万個が配布となった。このため、電話相談にその影響が出た模様だ。間違い電話もかなりあった中、依存の問題を感じはじめているという電話相談にもつながった。「ティッシュ単体での啓発が短期的に相談件数の大きな増加をもたらさなくても、効果は広く長期的に続くのではないかと考えます。ユーザーが情報を目にする機会を増やすことが、問題介入の基本的な戦略であり、今後も様々な機会で協力していただけることを願っています」と、啓発用ティッシュでは、50・60代からの相談が多い傾向だったという。

なお、年末年始12月28日〜1月5日まで電話回線メンテナンスのため、相談業務は休止する。問い合わせ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。