ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信2月22日(第166)号で1月の相談数は288件(支援室27件含む)と発表。日中(10時〜16時)142件(支援室15件含む)、夜間(16時〜22時)146件(同12件含む)。1月期の年比較では、2019年462件、2020年422件で推移。コロナ禍は緊急事態宣言が再度出された中、12月と同様の相談件数だった。なおRSN調べでは、2006年4月からの累計4万204件とした。
相談(初回132件・46%)の集計では、本人からの相談は112件(85%)、家族・友人20件(15%)。本人性別では、男性91(81%)、女性21(19%)。本人相談経路(112件中)では、インターネット49件、ホール内ポスター33件、不明・拒否20件、ホール配布物3件、ホール折込チラシ3件、家族・友人・知人2件、他の相談機関2件となっている。
さくら通信によると、コロナ禍の長期化に伴い、失業や収入減、家賃・ローンが払えないなどの理由で、パチンコで勝って賄おうとして失敗、困ったと、RSNへの相談電話が増えているとした。「先が見えない状況で問題が起こると、誤った判断をしてしまうことがあります。RSNでは相談者の不安を傾聴し、パチンコは消費する娯楽であるという原点に立ち戻っていただけるようお話しています」と、している。
お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)についてはRSNまで。