ぱちんこ依存問題相談機関のNPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信2月25日(第58)号で1月の相談数は135件と発表。これにより年度(4月〜)累計は926件。2006年4月からの相談累計は6438件となった。年明け早々の相談数100件越えの理由として、マスコミ報道(NHK放送分、南日本新聞RSN講演会記事)の影響が大きいとしている。
本人からの相談76件のうち、相談経路では、ホール内ポスター48件、インターネット9件、不明7件、その他4件、テレビ2件、他の相談機関1件。ホールでのポスター(チラシ)を見て相談につながっていることから、ホール設置協力をさらに呼びかけている。
今回の特集「電話相談員が感じた電話の向こうにある震災」について、「行きつけのホールが被災、(5時起きしてまで)遠くの店に通うようになった」「震災で仕事が減ったが、お金がないのにパチンコに行ってしまう」「義援金をパチンコで使ってしまわないか心配」といった内容に触れる中での相談員の生の声を伝えた。
ケーススタディでは、「金銭問題のさまざま」と題して、相談の50%を占める20-30代、相談36%40-50代・別途女性の場合、相談11%60歳代のそれぞれの場合を事例で紹介。深刻化を防ぐには、早期介入と継続支援、そして提供する側(遊技業界)の取り組みの重要性をあげている。なお、RSNでは現在、認定NPO法人取得に向け、準備している。お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。