PGMホールディングス(株)(本社/東京都港区)は10月28日、「第15回秋のVIGオープンゴルフ大会」に全面協力。NPO法人日本視覚障害ゴルファーズ協会(通称/VIG)の主催で、PGMの運営する「クリアビューゴルフクラブ&ホテル」(千葉県野田市)が会場となった。
同会場は、都心から好アクセス、遠方からの参加でも併設のホテルで宿泊可能、そしてコースがフラットなど、視覚障害の人にもゴルフを存分に楽しんでもらえる環境が整っていることから選定されたもの。主催のVIG(Visually Impaired Golfers of Japan)は、ゴルフを通じた視覚障害者の社会参加、スポーツ参加を促進することを目的としてこの大会を続けている。そしてPGMは、企業の社会貢献の一環として、2007年よりこの大会に協力している。
高齢になっても生き生きと生きていく社会づくり(幸齢社会づくり)に寄与することを目的として、ゴルフを趣味とする高齢者が集まり、ゴルフのプレー環境整備に取り組むボランテイア団体「NPO法人幸齢社会づくり協会」(東京都千代田区)の有志18名が、プレー中のゴルフカートの運転手役、目土担当など大会をサポートした。
大会当日は、天候に恵まれた中、17選手(弱視の部9名、全盲の部8名)が競技。ゴルファーと一緒にコースを周り、目の役割を担う「パートナー」の役割は重要。ボールとクラブをセットして打つ方向や距離を教えて誘導、ゴルファーは、ティショットを行っていた。グリーンにオンすると、カップの方向とラインに合わせてパターをセット。パートナーは力加減を声で伝え、カップイン時は、「カラーン」と音がすることでゴルファー自身が確認できる。
競技の結果、弱視の部優勝は、森内康行氏(パートナー・秋山洋子氏)。「良いコース、良い天気、良い風が吹いて、気持ちよくプレーが出来ました。パートナーの秋山さんとは今日はじめて一緒にラウンドしましたが、とにかく二人で楽しくプレーをしようと思っていて、秋山さんのおかげで気楽に力まずプレーができた結果が優勝につながったと思っています」と優勝の弁。全盲の部優勝は、向百合恵氏(パートナー・山内一馬氏)。「優勝できて本当に嬉しく思っています。パートナーの山内さんにもリードしていただいて、一緒に回った方やボランティアの方々とも一日中笑って楽しくプレーができたので、素晴らしい一日を過ごすことが出来ました」と述べていた。
PGMでは、「Love Life.Love Golf.ゴルフのある人生をひとりでも多くの人々へ。」の企業理念のもと、障害をもったゴルファーがもっと気軽に身近にゴルフ場でプレイできる環境づくりに努めている。