一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会(金本朝樹代表理事)は11月21日、都内千代田区のルポール麹町において、第13期第2回臨時社員総会ならびに第50回経営勉強会を開催した。
冒頭あいさつに立った金本代表理事は、11月に入ってから嫌な情報が増えたと述べた。一つは、遊べる遊技機の第1弾が市場導入されたが、期待が大きすぎた。二つ、「パチンコ税」では、2015年度の税制改正が見送られることとなった。自民党の「時代に適した風営法」議連の活動に期待していたが、衆議院解散により、当面は白紙となった。さらには、この改正風営法議連の議員編成がどうなるかも心配。業界の10年、20年後のことを考えるほどに、改正風営法議連の議員方には期待していきたい。「メーカー各社がホールの要望を受け、遊べる遊技機にチャレンジしてくれることは、非常にいいこと。今後も、試行錯誤をしていただき、お客様から支持を得る大衆娯楽の遊技の開発に期待していきたい。また、肝心なのはファン人口の増加、あわせて、のめり込み問題への対応。業界がしなければならない課題は多い」と、今年一年の動向が11月に集約されたとした。
議事では、新規会員入会として正会員・(株)SB Good Industry(本社/熊本・岩崎耕二社長)、賛助会員・みの食製菓(株)(本社/岐阜・酒井充明社長)を承認。ホール立入機関・機構への経費振込み報告、遊技機検討WG、PRWGの活動報告、PCSA活動を、フジサンケイビジネス・アイ掲載報告を行った。
また、従業員名簿の記載事項に関する内閣府令の改正(10月17日施行)により、適正な対応を確認した。
(1)2014年10月17日以後に新しく従業者名簿を作成する場合には、当該従業者名簿に本籍(日本国籍を有しない者にあっては国籍)を記載しないようにする。
(2)2014年10月17日以前に作成された従業員名簿については、本籍または国籍が記載されていない従業者名簿を新しく作成するか、また記載されている本籍または国籍を墨等で適宜塗りつぶすなどの方法で、従業者名簿から当該本籍または国籍に関する情報を削除する。