PAA 5月定例理事会を開催

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長・写真)は5月26日、定例理事会を開催した。大島理事長は「ギャンブル依存問題啓発週間に勉強会を開催したが、終了後のアンケートでも有益だったという回答を多くいただいた。講師の西村氏、鈴木氏からも PAA に対して貴重なアドバイスをいただいていた。そうした内容を取り込みながら活動を広げていきたい。学びの場をみんなで作り、その学びを業界に活かしていく事は PAA設立時からの思いとしてあった。この1年はコロナ禍により、思うように開催できなかったが、今回改めてその役割を実感した。これからも定期的に開催し、会員の活動に役立てていただけるよう企画していきたい」と挨拶した。

続いて篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)からは、21世紀会が発信した撤去機の期限改定(5月7日)について、そして、いわゆるインボイスが導入された際の対応案の予測などを解説した。アドバイザーの茂木欣人アドバイザーからは、GW を中心に緊急事態宣言下の営業に混乱はなく、各店舗の配慮や工夫などが活かされた結果だと評価、業界団体が取り組み始めたキャッシュレス決済の研究について概略を解説した。

【主な活動報告】
①PAA-AD ネットワークWGは、緊急事態宣言の影響を受け、案件獲得、広告掲載パートナーと販売代理店募集は緊急事態宣言明けに再スタートする予定。また、21世紀会から協力要請を受け、ギャンブル等依存症問題啓発週間にパチンコ・パチスロ依存問題特設ウェブサイトへの案内を配信し、約 21万 imp(インプレッション)を表示し、2,200UU (ユニークユーザー)をサイトへ誘導。
②ギャンブル等依存問題検討WGのセミナーチームは、ギャンブル等依存症問題啓発週間中の5月18日に会員限定ウェブセミナー「ギャンブル等依存症問題勉強会」を開催。リカバリーサポート・ネットワークの西村直之代表、出向して相談業務に携わった(株)マルハンの鈴木智一氏を講師に迎え、丈幻氏の司会で進行した。広告事業者の立場から依存問題への取り組みを考察する機会となった。また西村氏からは RSN だけでは難しいファンや社会とのコミュニケーションラインを開くきっかけづくりについて、鈴木氏からは依存対策に限らず業界が取り組んでいる社会貢献活動などがファンに伝わる発信と先手を打った業界課題への対応など、PAAへの要望として受け止めた。
③広告・宣伝WGは「広告動向と意識の調査」の次回の方針、調査項目のテーマなどを協議。さらに広告宣伝の歴史を踏まえ、これからの広告宣伝の在り方を提言していく方向性とした。依存問題と広告の関連性の研究なども、他団体、研究機関などと連携し進めていく。
④防災拠点ネットワークWGは、登録店舗数が徐々に増加し現在約400店舗が登録済み。コロナの影響、緊急事態宣言により停滞しているが、新サービスを企画し会員に向けて近日配信予定。
⑤九遊連オンラインセミナーは6月2日開催との情報共有があり、会員への視聴案内発信。
⑥日電協の「闇スロ撲滅啓発キャンペーン」拡散の協力要請を受け、会員保有メディア等で告知。
⑦新規入会企業として、コムシード(株)(代表取締役・塚原謙次氏/本社・東京都千代田区)を承認。会員企業64社(2021年5月現在)。