一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長)は、防災拠点ネットワーク事業のリリースならびに9月の活動状況について発表した。
■防災拠点ネットワーク事業
激甚化する災害に行政、地方自治体が対策を講じている昨今、パチンコ店が防災拠点として注目されるケースが出始めている。地域防災の一端を担う、と意識高く対応するパチンコ店に、大きな負担なくその役割を果たせる「防災拠点ネットワーク」サービスを開発、リリース。端玉景品で家庭の防災備蓄率を上げる賞品を提供する仕組みのほか、LINE での緊急時告知、「PAA-AD Network」などメディアをフル活用するほか、広く地域への告知活動をサービスに織り込んでおり、PAA会員企業のみ販売可能なサービスとなっている。
■理事会
PAAは9月30日、9月理事会をウェブ会議により開催した。大島理事長は冒頭挨拶において、8月理事会、記者懇談会を開催した事を報告。21世紀会が業界の広報強化を検討しており、PAAとして協力できる事を模索し、一翼を担えるよう努めていきたいとした。また、コロナで一時停滞していた各ワーキンググループ(WG)の活動が再開の状況となってきた事から、活発化させたいと述べた。会員に向けて、改めて撤去対象遊技機への広告的対処方法の再確認を行った。篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)から、デジタルオンライン化推進への既存制度見直しに関して行政と業界団体間で何度かのやり取りがあり、情報整理が進んでいる事。高射幸性機の期限内未撤去に際して、弊害予想など業界情報の共有を行った。柳井猛晶参与(東洋大学現代社会総合研究所)は、「差別用語を使わないこと」とする見識が一層進み、広告掲載を精査した結果、掲載中止を判断するメディアが出ているなど、広告業界の現状について共有した。
【主な活動報告】
①会員の情報共有強化ツール PASS(ぱちんこ広告宣伝サーチシステム)をベータ版への情報アップデートは随時継続中
②PAA-ADネットワークWG(9月7日開催)は、売上実績をコンスタントに上げているが、広告表示在庫数とのアンバランスが生じており、販売可能枠増加のため広告掲載パートナーの募集強化など施策を検討中。販売代理店も継続募集しており、説明会などを開催予定
③ギャンブル等依存問題検討WG(8月31日、9月23日開催)。PAA内での情報共有と外部への情報発信を行うメディアチームと、セミナー主催を担当するセミナーチームで再構成し、新年度よりコロナ感染予防対策を踏まえたプログラム展開予定
④広告・宣伝WG(9月17日開催)は、ホール法人と、PAA会員・メディア企業を調査対象とした「広告動向と意識の調査:2020年版」を10月より開始予定。アンケート協力要請などをスタートし、12月発表を目途
⑤第4回社員総会開催予定11月30日