PAA 広告宣伝の役割を再認識

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長・写真)は5月27日、5月理事会をウェブ会議により開催した。

大島理事長は、政府の緊急事態宣言の全国的解除となった事を受け、会員各位に、これまでの広告自粛への協力に謝意を述べた。また、営業再開が全国各ホールで進み始めたが、再開を始めたホール関係者からは、ファンの心理的抵抗も垣間見え来店を躊躇するケースも多いようだとの話も伺っているとした。「再開にあたって、今だからこそ必要とされる広告宣伝になれるよう、今後の PAAのやるべき活動もそうしたニーズに沿わせていかなければならない」と挨拶した。

篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)からは、施行規則改正によって、旧規則機の経過措置1 年延長について英断と評価。行政の信頼に応えるためにも、新型コロナウイルス感染症予防ガイドラインの順守、拡大防止の徹底を呼びかけた。また、緊急事態宣言の間の様々な業界状況について問題を共有した。茂木欣人アドバイザーからは、経過措置1年延長に伴う様々な遊技機課題について考察。外出自粛明けの営業対応として、ホール来店を躊躇うファン心理についても考察し、来店動機につなげられる方法論含め、PAAのとるべきホールサポート施策について問題意識を培った。柳井猛晶参与(東洋大学現代社会総合研究所)からは、緊急事態宣言が明けたが、当分は元の状態に戻れない「ニューノーマル(新常態)」として、その変化や対応をどう発信していくかについて考察。他研究者と進めている学術研究プロジェクトの進捗状況などの報告もあった。

【主な活動報告】
①PASS(ぱちんこ広告宣伝サーチシステム)の情報共有状況報告と活用推奨
②「PAA-AD」ネットワークWGを5月15日に開催し、最終的な詰めの段階に到達
※PAAガイドライン改訂WG、広告・宣伝レポートWG、依存症問題WGは5月中未開催