PAA コロナ禍におけるPAAの対応について協議

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長)は、4月の活動状況について発表した。

■理事会
PAAは4月22日に開催した理事会の冒頭、大島理事長は3度目となる緊急事態宣言措置による業界の対応について触れた。「パチンコ店を含む集客型の施設は、厳重な感染対策をした上で、ユーザー側の心理的状態もくみ取る必要があり、我々広告事業者はそもそも広告が可能なのか、またできたとしても充分な配慮が必要な厳しい状況にある。こういう時だからこそ、PAAは知恵を出し協力しあいながら活動を継続し、みんなでがんばっていきたいと思う」と挨拶した。

業界情報の共有において、篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)からは、旧規則機撤去に関連した訴訟結果(「独占禁止法24条に基づく差止仮処分命令申立事件」3月30日東京地裁・却下判決)とその分析、カジノ管理委員会が「カジノ管理委員会関係特定複合観光施設区域整備法施行規則案」等に関する意見募集(パブリックコメント・4月2日〜5月9日)による管理委員会規則案の詳細などを確認した。アドバイザーの茂木欣人氏(日遊協・風営法PT委員長)からは、消費税の軽減税率制度の実施に伴い、令和5年10月1日から消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入される予定となっている。10月から開始される「適格請求書発行事業者」の登録申請が始まるところから、業界内で消費税対応・インボイス制度についての理解を深める時期にある事、将来的なキャッシュレス社会の中で、パチンコ業界のあるべき姿や可能性などを、関係団体と情報交換をしながら模索している現状などを共有した。

【主な活動報告】
①PAA-ADネットワークWGからは、5月からの新たな販売パッケージについて検討し、PAAアド運用開始1周年を記念した東京エリア向けキャンペーンをリリースした。また、全国配信案件の価格をテスト的に変更、活用事例を共有するなど、販売強化に向けた施策を実行。
②ギャンブル等依存問題検討WGのセミナーチームは、依存問題啓発週間中の5月18日に開催する、会員企業限定ウェブセミナー「ギャンブル等依存症問題勉強会」の案内を開始。
③広告・宣伝WGは「広告動向と意識の調査:2020 年版」の解説記事などが業界誌各誌に掲載されている。当調査からPAAとしての提言作詞に向けて次回の方針、調査項目のテーマ決定などWGで検討中。
④防災拠点ネットワークWGは、登録店舗数が徐々に増加しているが、3月に立ち上げたSNSも活用し、さらにフォロワー数と登録店舗数増加に尽力。
⑤「“ファン”が選ぶパチンコ・パチスロ大賞2020」大賞受賞メーカーに近日記念品を贈呈予定。パチンコ大賞「P大工の源さん超韋駄天」(三洋物産)、パチスロ大賞「アイムジャグラーEX(6号機)」(北電子)。
⑥会員向け情報共有サイトPASSの利便性向上に向けて、アンケート協力を依頼。
⑦日工組が運営するウェブサイト「パチンコ・パチスロ生活向上委員会」で、業界の取り組みや社会貢献活動をわかりやすく伝える漫画の新連載が始まった。その告知依頼を受け、会員企業保有メディア等で今後拡散。
⑧活動レポート第10号(2021年1月〜3月)発行。

■新規入会企業1社の入会により会員企業60社(2021年4月現在)
(株)モンキー・アドヴァタイジング(代表取締役・松永圭氏/本社・東京都新宿区・業種/広告代理店、飲食店の運営)。