一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長・写真)は8月26日、8月理事会をウェブ会議により開催した。
大島理事長は、この7〜8月を振り返り、コロナ禍の影響により一時停滞していたワーキンググループ(WG)での活動を再開したと報告。さらに行政担当官交代に合わせ、表敬訪問とPAAの活動説明した事を報告した。また、PAA設立から9月で丸4年となり、第5期目を迎えるにあたり役員候補の人選にあたっている事も報告。業界の健全化と会員企業に役立つPAA活動の意義を改めて強調した。最後に、撤去対象遊技機への広告的対処方法の再確認を行った。
篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)からは、健康増進法に基づく受動喫煙対策の取り組みがパチンホールでも進められている中、加熱式たばこを可とするエリア設置について試行状況や、IRの進捗状況、業界団体へ行政のデジタルオンライン化推進への既存制度見直しの働きかけがあった事など情報の共有を行った。茂木欣人アドバイザーからは、健康増進法に基づく喫煙所と加熱式たばこエリア設置の現状、風適法対象業種のコロナ感染防止対応の状況、金地金の相場変動が及ぼす東京都の景品流通への影響など問題意識を共有した。
【主な活動報告】
①会員の情報共有強化ツールPASS(ぱちんこ広告宣伝サーチシステム)ベータ版の情報アップデートは随時継続中
②PAA-ADネットワークWGは7月28日開催。8月はメーカーとホール数社から出稿があり実績ができた。参加メディア、販売代理店を引き続き募集中
③ギャンブル等依存問題検討WGを8月18日開催。活動仕切り直しを機会に、改めてPAAとして何をするべきかを議論した結果、一般に向けて業界動向や依存問題を発信し業界内外に告知していく事が役割との認識で一致。具体的な活動案としては、今年2月・3月に和歌山県、三重県で遊協と共催したようなセミナーをオンライン・オフラインで検討
④広告・宣伝WGを7月27日に開催。遊技業界にとって広告宣伝は必要であるという認識をPAAがしっかり主張していくため、基礎となる調査として「広告動向と意識の調査2020年版」を企画。調査対象はホール法人と、PAA会員・メディア企業を想定し、それぞれの設問について検討中