(株)エンタテインメントビジネス総合研究所(本社/東京都台東区)は3月9日、オンラインによるEBI研修「新人管理者のための風適法基礎研修」を開催した。時代の変化に伴い、管理者に求められる資質も変わりつつある中、営業センスやリーダーシップのみで管理職を務める時代は終わり、リスクヘッジの観点からも風適法の知識が不可欠となっている。春から新しく管理者を務める方が増えるこの時期、風俗営業の管理者として必要な知識を身につける事を目的として開催した。
講師は、『改訂第4版 よくわかる店長のための風適法入門』の著者でもある荒川陽平主任研究員(EBI)が担当。前半は「風俗営業の管理者制度」と題して、風適法(風営法)の基礎知識として「風俗営業と風適法の目的」「こんな人は管理者になれない」「管理者講習と特例風俗営業者(マル優)制度」など解説した。後半からは、営業所に必ず選任しなければならない管理者の「業務と責務」について解説。「実地指導、点検と記録の管理」「従業者名簿の取り扱い」「依存症対策への取り組み」等、例題を交えながら進めた。
荒川講師は、「風適法は幅広い知識が求められますが、今回は新しく管理者になる方を対象として管理者の基礎知識を中心として進めさせていただきました。EBI研修はこれからオンラインを中心として実施していきます。今後、風適法関連では、遊技機に関する事、広告宣伝など、幅広い内容で提供して参りますので、活用よろしくお願いします」とEBI研修の可能性に取り組んでいる。