(株)玉越(本社/名古屋市守山区)は4月9日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「第43期年度方針発表会」を開催した。
はじめに髙木宏動社長は、第43期方針として「創意前進」(新しいアイデアや工夫を生み出す姿勢、多様な積極戦略により、既存事業の延長線上にとどまらず、社内外で新たな付加価値を創出する。そのアイデアをもって現状を打破し、先へ進んでいく行動力、中計を定めた最初の年度として、計画立案に終わらず、具体的なアクションを起こし続ける)を掲げ、①差別化戦略②撤退戦略③改善戦略④積極戦略(43期~45期中期経営計画の初年度として各施策に着手)していく決意表明を行った。
これを受け、第43期管掌重点戦略について犬塚圭太取締役が説明。ホール環境の快適化、複合的サービス、自社独自のPR体制構築、企画力アップと新商品開発を掲げた。①ホール環境の快適化では、加熱式エリアの導入とトイレの改装、Wi-Fi高速化。②複合的サービスでは、空きスペースの活用、ユニークな企画の構築。③自社独自のPR体制構築では、若年層にスポットをあて、ユーザー参加型の関係づくりを強化していく。④企画力アップと新商品開発では、AIと人の協働による強化施策。AIによる市場・顧客動向の分析、内部連携と情報共有、営業施策の企画力強化、新商品の開発プロセス改善等。人事面では、長橋大輔取締役より、組織再編について、新たな組織・勤務体系の開始、女性活躍プロジェクト第2期の開始を掲げた。それを踏まえて採用活動の強化を進める。そして、コミュニケーション活性化、価値観の明文化と共通理解を進めて組織活性化の源泉とした。そのためにも女性活躍を中心として新たな役割の稼働パイロット運用を進め、正式部署化を目指していく。
長屋親直取締役からは、プライベート賞品開発(遊技以外の楽しみ強化、話題性・希少性のあるPB商品)、生成AI技術への取組み、情報システム最適化を継続して仕事そのもののアップデートを進める。一之瀬修取締役からは、新規事業、多角化事業の進捗を報告。白馬地域における事業開発、多角化事業のブラッシュアップが着実に進んでいるとした。
その後、ビリギャルのモデルであり、現在も精力的に活動している「小林さやか」さんを講師に迎えて、未来をつくるマインドセットについて、思考した。自分の能力を使って何かを成し遂げた時に人は幸せを感じる。これを体験するには、挑戦が不可欠であること。出発点は、モチベーションにあること。それに続くやり抜く力によって、ワクワクできる存在となり、お互いも幸せになれるとした。
【株式会社玉越】