大阪福祉防犯 「サイバー犯罪対策研修会」開催

一般社団法人 大阪福祉防犯協会(道野鏞樹会長)は2月6日、大阪市浪速区の同協会がテナントしているナンバプラザビルの会議室において、「サイバー犯罪対策研修会」を開催。会員法人・ホール、賛助会員及び関係団体から約50名が参加した。

昨今のビジネスにおいて、インターネットはなくてはならないネットワークであり、日々進歩して利便性の向上には目を見張るものがある。しかし、その裏側にはインターネットを悪用する不届き者が多数存在し、ランサムウェアや標的型メールなどにより、悪魔の手を伸ばして私たちを脅かしている。一端感染すると、貴重な顧客データや会社のデータを人質に莫大な身代金を請求されたり、情報漏洩による信用失墜などの大きな被害を受けることとなる。そこで、同協会は、大阪府警察本部サイバーセキュリティ対策課からサイバー犯罪に精通している講師を招き、「サイバー犯罪の現状と対策」をテーマに研修会を開催した。

研修会の冒頭、道野会長は、「私たちが仕事をする上でメールをはじめインターネットはなくてはならないツールです。小さな油断から大きな損害につながるので、しっかりと聴講して、サイバー犯罪に対する正しい知識などを身につけて、サイバー犯罪被害を未然に防止していただきたい」とあいさつ。続き、講師からは、サイバー空間の情勢やサイバー犯罪の脅威について、具体的な事例をあげ、まだまだインターネットに関する単語は、耳慣れなく難しい言葉が多いところを分かりやすく説明し、①サポート詐欺や標的型メールによる被害に遭った際の対処方法②コアパスワードを活用したパスワードの管理方法③ランサムウェアの被害に遭った際のバックアップの重要性、などについて説明した。

参加者からは、「図・表や具体的な事例に基づいた説明や、難しい単語の説明が分かりやすかった」や、「偽サイトの見分けが付かないので、URLを見る癖を付ける」、「サイバー犯罪は大変身近な犯罪で危険を感じるとともに、対策の必要性がわかった。また、コアパスワードを活用したパスワードの管理、バックアップの重要性が理解できた」といった声があがり、また、講演内容についても参加者のほぼ全員が役に立ったと好評だった。

一般社団法人大阪福祉防犯協会