三重県遊技業協同組合(権田清理事長)は2月12日、三重県津市のグリーンパーク津において、パチンコ営業の適正化やギャンブル依存症問題に対する連携の必要性についての研修として「経営者・ホール責任者研修会」を開催。加盟店の経営者・ホール責任者など理事長以下82名、また、来賓として三重県警察本部より生活安全部首席参事官の中村義弘警視が参加した。
理事長あいさつ、来賓あいさつ後、第一部の行政講話では、「ぱちんこ営業の適正化等について」とし、三重県警察本部生活安全部生活安全企画課の坂﨑博調査官より、①ぱちんこ営業の現状について②ぱちんこ営業者が行う広告宣伝について(警察庁通達の概要、ガイドライン、是正勧告事例集について)③新台入れ替え時の変更承認申請の手続きについて④ギャンブル等依存症対策について⑤その他(特殊詐欺等防犯対策、ホールにおける児童車内放置防止対策)などについて講話があった。
第二部では、「ギャンブル依存症~私たちがすぐに取り組める連携のカタチ作り~すぐに実現出来ることから始めよう」と題し、NPO法人 全国ギャンブル依存症家族の会の渡邊香織氏、三重公益社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会の依存症予防教育アドバイザーであり、三重県ギャンブル依存症対策推進部会委員の渡邊功一氏が講演。元夫婦による実体験に基づくギャンブル依存の経緯・結末や、パチンコ業界におけるギャンブル依存症問題の認識と対応、ギャンブル依存症問題を考える会自助グループの活動内容、ギャンブル依存症対策「三重モデル」の早期立ち上げの実現と連携、などについて具体的な内容での講演があった。