パチンコ・パチスロ産業21世紀会(阿部恭久代表)は1月28日、東京・新橋の第一ホテル東京において、パチンコ・パチスロ産業合同賀詞交歓会を開催し、全国から業界関係者など約220名が参集した。
主催者を代表して挨拶に立った全日遊連の阿部理事長は、「昨年6月に開催したパチンコ・パチスロ産業合同祝賀会において、パチンコ・パチスロ産業21世紀会として業界のパーパス『遊びの力で、心を元気に。』を掲げ、私たち業界の存在意義を改めて見つめ直し、具現化するプロジェクトを始めることとしました。一般的にパーパスというのは、企業としての存在意義のことであり、産業全体として、存在意義を打ち出す言葉として使うのは遊技業界が初めてかもしれません。現在はモバイル端末の普及により、自宅で余暇を過ごされる方も多くなっておりますが、私たちはネット空間では味わえない実店舗に足を運び遊ぶというパチンコ・パチスロが持つ魅力を最大限に生かし、お客様にホールに来て喜びを感じていただけるよう癒しと楽しみの空間を提供していかねばならない」と語り、安心安全な依存問題への対応や災害発生時のインフラ構築など、産業としての責任も果たしていかねばならないとして、この街にパチンコホールがあって良かったといわれるコミュニティとしての産業として認知していただけるようパーパスを実効性のあるものにしていくと語った。
来賓挨拶に立った警察庁生活安全局の永山保安課長は、「警察を取り巻く環境や治安は非常に厳しいものがあり、新たな課題に一つひとつ対応している状況です。議員の先生方からもご指導いただきながら様々な施策を進めており、社会の変化に伴って治安情勢も変わるに伴って、警察も変わっていかなければならない。常に変わり続けることが求められており、これは行政だけではなく、あらゆる組織や業界にも関係する話しだと思っております。これまで常識とされてきたことがダメになったり、新しいことをしないと衰退していくことになると思っており、我々も今までの治安対策とは違う新たな取り組みを進めており、業界の皆さまの支援をいただきながら、しっかりと進めていきたい」と語り、明るい日本を創るために一緒に頑 張っていきたいとした。