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埼玉県遊技業協同組合(趙顕洙理事長)は11月25日、さいたま市民会館(さいたま市大宮区)において「埼玉県パチンコ・パチスロ暴力排除推進協議会」の発足式を開催した。県内の303店舗はそれぞれ地区組合を通して暴排活動してきたが、今回県下の一本化を通し、ホール一丸となり、積極的に暴排活動を推進していく。
趙会長は、「現在当業界では、パチンコ・パチスロ産業としての存在意義や目的を示すパーパスの『遊びの力で、心を元気に。』のもと、その実現に向けて、地域社会から認められる存在、あって良かったと思われる業界づくりに取組んでおり、『安心・安全』は大前提。特に暴排活動はその根幹をなすもの。本協議会の発足は、暴力団等反社会的勢力に対する私たちの強いメッセージになる一方、ホールのお客様はもとより、従業員やその家族、ひいては地域の皆様方の安心安全につながるものと確信しており、非常に設立意義深い」と示した。
同協議会の顧問を務める埼玉県警察本部刑事部組織犯罪対策局組織犯罪対策第一課の鹿内士課長が挨拶。鹿内課長は、県内の暴力団情勢について報告した他、匿名性の高い通信手段等を活用しながら特殊詐欺などの犯罪を繰り返す、匿名流動型犯罪グループの暗躍などを懸念し、治安対応の重要性を示した。「県警では、警戒や取締を徹底することはもとより、犯罪情勢に柔軟に対応し、一歩踏み込んだ対策を推進していく」と呼びかけ、各ホールに対して、各種暴排活動に対する協力を呼びかけた。
暴排宣言(趙会長)に続き、暴排プレート贈呈式では、小笠原専務(県暴力追放・薬物乱用防止センター)から趙会長へプレートが渡された。
同協議会の会長は埼玉遊協の趙理事長が務め、副会長は、泰山祐輔副理事長と五月女善重副理事長、監事は齋藤正士専務が選任となった。顧問は、埼玉県警察本部刑事部組織犯罪対策局組織犯罪対策第一課の鹿内士課長、公益財団法人埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センターの小笠原正男専務、埼玉弁護士会民事介入暴力対策委員の森田智博弁護士、埼玉遊協(同防犯協会)の山田茂則常任顧問が連ねた。
