日電協 「新しい遊技性のパチスロ」について記者発表会開催

日本電動式遊技機工業協同組合(小林友也理事長)は8月26日、同組合会議室において、「新しい遊技性のパチスロ」についての記者発表会を開催し、同組合の小林理事長、大泉秀治技術担当副理事長の他、日本遊技機工業組合の榎本善紀理事長、盧昇副理事長も同席した。

挨拶に立った小林理事長は、「AT機については、6.5号機から、一昨年の11月に導入したスマスロを通して大変好調であり、多くのユーザーの皆さま、ホールの皆さまに喜んでいただけているところです。その中でも、特にスマスロのAT機についてはシェアも順調に伸ばし、2024年7月末時点で、市場遊技機の40%を超える約56万台が設置されております。一方、所謂ノーマルタイプに関しては、市場に約40万台が設置されているものの、その遊技機の構成は極めて画一的となっています。ノーマルタイプは、AT機と比較して遊技性が極めて限定的で、多様な遊技機開発が難しい状況にあるという課題があります。現在の市場は多様で複雑な遊技性を持ったAT機と、極めてシンプルな遊技性で、かつAT機と比較して出玉性能がかなり低いノーマルタイプに二極化した状態であり、既存ユーザーの選択肢を狭めるだけではなく、ユーザーの離脱の助長や、新規ユーザー獲得の足かせになっているのではと考えております。そこで、日工組、日電協はATとノーマルの中間的なスペックで、ノーマルタイプの遊技性を1歩進めた新たな遊技性の創造を目指し、その方向性を警察庁に要望を続け、今回、解釈基準の変更により新機能「ボーナストリガー(BT)」の搭載を実現することが可能となりました。この、新機能「ボーナストリガー」は、射幸性に頼らないシンプルで遊びやすい遊技性であり、二極化した状態の中間地点となるところを目指しており、現在よりも多種多様で、ユーザーに幅広い選択肢を与え、新たなパチスロ市場を創っていけるものと確信しております」と語った。

日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)