神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)と神奈川福祉事業協会(同会長)は7月2日、神奈川県庁において、新日本プロレス・がん撲滅チャリティー試合の入場券100枚の寄贈を行った。
この催しは、新日本プロレス「G1クライマックス34」第18回「がんを知り、がんと向き合い、がんの克服を目指す神奈川づくり」がん撲滅チャリティー横浜大会として8月8日、横浜武道館(横浜市中区)において開催する。この試合に県内のがん患者と家族を招待し、勇気付けるため、入場券の寄贈を行った。寄贈式には、神奈川遊協から、堀井浩之理事、佐藤信晶専務理事、新日本プロレスリング公認プロモーターの(株)創から小島康江取締役会長をはじめ、神奈川県がん撲滅を目指す議員連盟の桐生秀昭会長、梅沢裕之県議会議員など、関係者が出席した。
組合を代表して堀井理事は、「私たち業界は、地域社会との共生を目指して、社会貢献に取組んでいます。がんを無くしていこうという信念のもと平成17(2005)年度からこの支援活動を行っています。がんと闘う患者さんを励まし、そのご家族の方々のご労苦に少しでもお役に立てるよう、出来る限りのご支援をしていきたい」と18回目となるこの活動意義を伝えた。桐生会長は、「今年もこのプロレス興行の時期が来たのだと感慨深く思います。議員連盟は様々がん対策に施策を提起し、講じています。関係者の方々に元気を伝える取組みであり、また来年もお願いします」と述べていた。寄贈を受けた黒岩祐治知事は「神奈川県がん対策推進計画」である「がんの未病改善、がん医療の提供、がんとの共生」の三本柱を進めて、総合的な対応に努めていることを報告。その後、「闘病している方々、そのご家族の方がプロレス観戦を通して、夢中になれるという場を提供いただき、本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。
受領団体を代表して、地方独立行政法人神奈川県立病院機構の柏﨑克夫副理事長は、「最新医療に努めておりまして、基本は患者さん目線での一人ひとりに対応した治療を心がけています。8月のプロレス観戦は多くの方が勇気付けられると思います。今後も引き続きのご支援をお願いします」と感謝を伝えた。
今回寄贈されたチケットは、がん患者会(登録団体35)やがん診療連携拠点病院等を通じて県内のがん患者・その家族を招待する。