東京遊協 八王子3組合が福祉事業所の利用者ら約200名をボウリングに招待

東京都八王子市内のパチンコホール26店舗が加入する八王子遊技場組合、高尾遊技場組合、南大沢遊技場組合の3組合は11月24日、市内のSAP日野ボウルで、「ふれ愛ボウリング大会」を開催した。この大会は、障がい者とその家族がこの八王子の地で、安心してその人らしく暮らせるための活動をする福祉事業所(八王子いちょうの会)の利用者らを招いたチャリティイベント。ボウリング大会の開催は27回目で、毎年恒例の行事だったが、2020年からコロナ禍で休止となり、このほど4年振りに再開した。

招待されたのは社会福祉法人・八王子いちょうの会が運営する5事業者(みらい、虹、ゆぎ、東浅川、ぎんなんの家)の利用者124名と職員77名の計201名。参加者は事業所ごとのグループに分かれて、バンパー付きのレーンでプレイに興じた。投球が難しい参加者には補助台が用意された。ストライクやスペアが出ると笑顔やハイタッチを交わす姿が見られ、楽しい時間を過ごしていた。

大会後、3組合を代表して挨拶した八王子組合の宮本英一組合長は、「コロナ禍により、4年振りの開催となりましたが、関係者のご理解ご協力をいただき、ありがとうございます。これからも様々な形で地域社会への貢献に取組んでいきたい。チャリティボウリング大会は今後も継続していきたい」と地域支援に意欲を示した。また、1回目から大会に協賛している西都ヤクルト販売(株)の中川喜博代表取締役社長からも、「大会に協力できることに感謝しています。これから寒くなります。皆さん元気でお過ごし下さい」と述べた。

発足して60年を迎える八王子いちょうの会の山川徹理事長は、「4年振りに招待のご連絡を頂いたときは、各事業所の皆さんが大変喜び、この日を楽しみにしていた。今日は普段の事業所で見るのとは違った楽しそうな表情をたくさん見ることができてよかった」と大会の再開と招待に感謝を述べた。職員代表からも、「皆楽しみにしていたボウリングが4年振りに開催されて、本当によかった」と継続した開催を希望し、謝意を込めていた。