全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は11月15日、第一ホテル東京において、定例理事会を開催(44名出席)。その後、阿部理事長、平岡聖教副理事長、星山聖達(新)副理事長、太田裕之専務理事が記者会見に臨んだ。
阿部理事長は、今回新たに新副理事長として星山聖達氏の選任について報告。「機械対策委員会の課題が多くあるところで、星山副理事長に担当していただくことになりました。2024年問題は特に急務であり、期待しています」と紹介した。
■2024年問題について
11月に入って、日工組と日電協とそれぞれ連絡協議会を開催した。新紙幣への対応、スマート遊技機への高い設備投資などがあり、遊技機の高コスト体質を問題視している。また、遊技機の管理面では情報センターについて協議。2024年問題にも協議があり、早めの納品の方針だが、具体的な案件については協議が継続されている。行政にも了解が取れるよう緊密な相談対応に努めている。
■「改刷」対応について
銀行券のデザインを一新することを「改刷」と呼んでいる。紙幣を受け入れる機械の内部に取り付けて、紙幣の金種識別や真贋判定を行うための組込み用紙幣処理装置。ビルバリデータまたはビルバリとも呼ばれる。光学センサーや磁気センサーなどを備え、紙幣の寸法、紙質や書き込まれた磁気信号を基に紙幣を判定する。各メーカーごとに仕様が違うこと、年代の型によっては対応できないケースは、概ね5%としている。一律対応を決めるのではなく、各ホール企業の判断対応が重要とした。
【決議案件】
①2024年度第34回全国パチンコ・パチスロファン感謝デーにおける幹事商社の選定について/そごう西武に選定
②副理事長の選任について(増員)/星山聖達氏(千葉遊協・理事長)兼機械対策委員会担当副理事長
③推進委員の総務委員会委員の就任について/李晃明氏(茨城遊協・副理事長)、野口賀蔵氏(大阪遊協・副理事長)
④合同パチンコ・パチスロファン感謝デー(仮称)の実施について/希望する遊協組合のみで実施するファン感謝デー。2025年春(5月を予定)で、春、秋の2回開催が可能としている。
【報告事項】
①パチンコ・パチスロ依存問題への対応について
②ホールにおける広告宣伝への対応状況について
③推進機構の定例理事会及び臨時社員総会の開催(11月1日)結果について
④日電協(11月1日)及び日工組(11月2日)との定期連絡協議会の開催結果について
⑤遊技機流通制度連絡会の開催結果について
⑥2024年問題への対応について/ホールにおける新台納品等に関する実態調査を行うとともに、プロジェクトチーム(PT)会議を立ち上げ、平岡副理事長のもと検討を進めている。平行して日工組と日電協との打ち合わせを進めている。
⑦中古機流通協議会の開催(9月28日)結果について
⑧2023年度上半期 各都道府県組合による「立入検査」実施状況について
⑨ホールにおける改刷対応について
⑩遊技機リサイクル推進委員会の開催(9月26日)結果について
⑪2024年パチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会(2024年1月30日)の概要