警察庁生活安全局保安課は4月14日、令和4年における風俗環境の現状と風俗関係事犯の取締り状況等について公表した。それによると令和4年末のパチンコホール数は7665軒(前年比793軒減)、遊技機351万6730台(同29万7443台減)とした。1年間で793軒の減少というのは、平成19年1089軒減少に次ぐ規模となった。
IR推進のための依存対策の御旗のもと断行された規則改正による旧規則機の撤去の影響、コロナ禍によるマイナスイメージ、経済的な影響、そしてファン離れにより、平成30年からの4年間で1757軒の減、遊技機78万6001台の減と如実になっており、その減少状況はいまだに続いている。
ぱちんこ屋営業(4号)の許可数は、ぱちんこ遊技機設置店7054件(前年比636件減)、回胴式遊技機等設置店611件(同157件減)、計7665件。ぱちんこ遊技機等の備付台数等の推移は、漸次的な減少傾向が続き、ぱちんこ遊技機の備付台数は219万0288台・前年比14万8006台減少、回胴式遊技機は132万6303台・同14万9400台減少。1店舗当たりの備付台数は、458.8台と前年より7.8台増えた。
ぱちんこ遊技機等備付台数別の営業所数の推移は、ぱちんこ遊技機等備付台数100台以下と1001台以上の営業所が増加している。ぱちんこ遊技機等備付台数別の営業所の構成比は、100台以下365軒(前年比81軒増)、101-300台1933軒(前年比680軒減)、301-500台2716軒(前年比165軒減)、501-1000台2302軒(前年比62軒減)、1001台以上349軒(前年比33軒増)。