滋賀遊協・甲賀支部 甲賀市・湖南市と災害時におけるホール施設に関する協定締結

滋賀県遊技業協同組合(古川照雄理事長)の甲賀支部(齊藤周平支部長)は、地域貢献活動の一環として甲賀市、湖南市との間に「災害時における施設利用等に関する協定」を締結した。10月17日、甲賀市役所別館会議室において、齊藤支部長と岩永裕貴甲賀市長、生田邦夫湖南市長が出席し、締結式を開催した。

この協定は、地震や風水害等の災害発生時において、市民の一時避難場所として組合員ホール施設を提供する。支援協力内容として①一時避難場所(車中泊避難を含む)として立体駐車場等を開放提供②施設の電気、飲料水(水道水)、トイレ等を提供する(災害状況による)というもの。

岩永市長は、「今日の協定は、市民のそして行政にとっても安心につながるものです。いざ災害が発生した時、避難場所があること、電気や水が確保されていることは、大きな一歩だと思います」と謝意を述べた。生田市長は、「施設は広い面積を有しており、駐車場では、車中泊やテント泊を希望される避難者にも対応でき、市の防災体制を強化するための大きな前進が図れました」と協定の意義を述べた。齊藤支部長は、「予測を上回る災害に備えるためには、日頃より官民挙げた防災対策が重要と思います。東日本大震災の時、ホールの立体駐車場を避難場所として市民に提供しました。これを契機に、災害時にホール施設を避難場所として提供する取組みが全国的に進められています。滋賀県では、今回が初の災害時に対する協定になります。私どもは地域の皆さまへの感謝を忘れず、今後もこの取組みを拡げていきたい」と述べた。

なお、本協定をもって、甲賀支部(8店舗)の中、大規模な駐車場規模をもつ避難先施設として、まず3店舗(駐車場2000台余の収容規模)が率先提供する。

滋賀県遊技業協同組合