NEXUS(株)(本社/群馬県高崎市)に所属する見延和靖選手(NEXUS FENCING CLUB)は7月19日、カイロ(エジプト)で開催された、フェンシング世界選手権カイロ大会 男子エペ個人戦において、銀メダルを獲得した。男子エペの世界選手権における日本選手のメダル獲得は史上初となる。
今大会を世界ランク18位で迎えた見延選手は、ベスト16で山田優選手を14対13、準々決勝で加納虹輝選手を12対11といずれも日本対決を1本勝負で下すと、準決勝では世界ランク6位のREIZLIN選手(UKR)にも13対12で勝利。決勝では東京2020オリンピック金メダリストで世界ランク1位のCANNONE選手(FRA)に12対15で惜敗するも、見事銀メダルを手にした。見延選手の国際大会個人戦でのメダル獲得は2019年5月のグランプリ カリ大会(コロンビア)以来、3年2カ月振りとなった。
見延選手は、「日本人対決の接戦を勝ち抜き、誰が獲ってもおかしくないメダルだったと思います。だからこそ、最後まで勝ち切る事が出来ず、日本の強さを証明出来なかった事が非常に悔しいです。この悔しさを噛み締め、団体戦ではチーム一丸となって金メダルを勝ち取りたいと思います」とコメントした。