ジャパン アミューズメント エキスポ協議会と、(株)ドワンゴは2月10日〜12日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセにて「JAEPO×闘会議2017」を開催した。本イベントは国内最大級のアミューズメント・エンターテインメント産業の展示会『ジャパン アミューズメント エキスポ』(JAEPO)と、デジタルからアナログゲームまで様々なゲームの実況と大会を行う、国内最大級のユーザー参加型ゲームイベント『闘会議』を一つにしたイベントで、合同での開催は今回が初。アーケードゲームからテレビゲーム、スマホゲームなど、両イベントを合わせる事で世代、性別問わず、全てのゲームファンが楽しめる新たな形のゲームイベントを実現させた。
初日となる10日はJAEPOのみの開催となった。開会式において、主催者を代表して挨拶に立った、一般社団法人 日本アミューズメントマシン協会の里見治会長は、「これまでゲームセンターでは保護者同伴であっても16歳未満のお子さんは、夜6時以降の立ち入りができませんでしたが、昨年、風適法改正に伴い、保護者同伴であれば夜10時までの立ち入りが可能となりました。これにより昨年対比で業績がアップしたという企業様も多いと聞いています。我々の業界の要望を反映して頂く為には、その健全性を社会に示して行かなければなりません。このイベントが今年の皆さんの業績アップのきっかけになれば良いと思っています」と語った。開会式の最後には主催者代表3名が、来賓として訪れた経済産業省と国土交通省の担当官2名と共にテープカットを行った。
イベント中は幕張メッセの2〜8ホールまでを会場として使用し、主に2〜3ホールでJAEPO、4〜8ホールで闘会議関連の企業・団体がブースを出展。JAEPOでは42社の企業が出展を行い、(株)セガ・インタラクティブや(株)コナミアミューズメント、(株)カプコン、(株)バンダイナムコエンターテインメントなどが、各ブースにてアーケードゲームを中心とした最新のゲーム機を紹介した。中でも、(株)セガ・インタラクティブでは『SOUL REVERSE』、『頭文字D ARCADE STAGE Zero』、『StarHorse3 SeasonⅥ FULL THROTTLE』といった最新、人気のゲーム機の無料体験コーナーを設置。併せて、ステージ上にて『SOUL REVERSE』をはじめとする各ゲーム機の紹介イベントを行い大勢の来場者から注目された。また、JAEPOでは設備メーカーによる展示も行われ、(株)マースウインテックからは空気の力で紙幣を搬送する『Air紙幣搬送システム』、光新星グループからは喫煙ブース『スモークポイント』が出展された。
一方、闘会議では「闘会議GPバトルアリーナ」や、「ゲーム実況者エリア」、「レトロゲームエリア」など、24の団体・企業がブースを出展し、各ブースにおいて様々なゲームをテーマに、来場者同士によるゲームバトルなどが繰り広げられた。会場ではゲーム初心者から、ニコニコ生放送で活躍する有名な実況者、ネットゲームの上位ランカーまで、様々なプレイヤーが自身の実力を大勢の前で披露。(株)セガゲームスによる「熱っ!セガアプリブース」ではステージ上で『COJポケット 闘会議カップ決勝大会』や『モンスターギア ブキバッカ王国ハンター選手権 2017』など、同社スマホゲームを使ったゲーム大会が行われ、大会の様子はニコニコ生放送にて生中継もされた。この他、期間中は10日にアミューズメント企業による『第8回接客デモンストレーション』、11日に音楽ゲームの頂点を競い合う大会『第3回天下一音ゲ祭』、12日に格闘ゲーム(アーケードゲーム)の全国大会『第1回天下一格ゲ祭』といったように、毎日大型のイベントも開催され、3日間で6万8459名が来場。ネット来場者数は412万6180名にものぼり、大盛況のうちに幕を閉じた。