兵庫県小野市の第384市議会本会議(第4日)が3月27日午後1時30分から始まり、議案第17号「小野市福祉給付制度適正化条例の制定について」を上程し、午後1時57分頃、賛成多数で可決した(写真・小野市議会ライブ中継より)。
この条例は、「生活保護が真に必要な市民のための条例にしたい」という蓬莱務市長が先頭に立って取り組んだ肝いりの条例であり、可決を受けて4月から施行となる。給付された金銭を「パチンコや競輪、競馬などで費消してしまい、生活の維持、安定向上を図ることができなくなるような事態を招いてはならない」と定め、一般市民が不正受給やギャンブルでの浪費の情報を知った場合、市に通報する責務を規定している。
成立後、閉会の挨拶に立った蓬莱市長は、「後手から先手の条例」と誇り、目に見える結果の出せるような行政であり、「当たりまえのことを当たり前にできる」小野市として、全国に類を見ない条例と市民、議会の協力に感謝した。