マルハン 狩野選手メダル報告

(株)マルハンの社員である狩野亮選手は、バンクーバーパラリンピックにおいて、アルペンスキースーパー大回転、滑降において、金・銅メダルを獲得した。そのメダル獲得報告として、3月31日、マルハン入社式においてスペシャルゲストとしてスピーチした。

「まだ入社して2年目であり、気持ちは新入社員です。そんな皆さんに伝えたい。私は、16年前交通事故で下半身の機能を失った。それは人生のどん底、そして這い上がってきた。それができたのは、多くの出会い。出会いによって今の自分を作っていただいた。私の人生を変えたのは、スキーとの出会い。そしてパラリンピックの選手たちとの出会い。みな自分の障がいを笑って話している。そして私の可能性を見出してくれたコーチとの出会い。マルハンに入社できたという出会いは、競技に没頭できる環境を作っていただいた。本当に感謝しています。皆さんに伝えたい事、それはチャレンジを自らに課すということ。その時、壁・つらいこと、悩みに直面するだろう。その壁を乗り越えるたびに、新たな壁に直面するだろう。それが、チャレンジであり、自らが成長していく証です。皆さんひとりひとりが夢にチャレンジして欲しい」と門出を祝した。

韓会長は、「世界に羽ばたくマルハンにとって、狩野選手は、ひと足早く、自らその範を示してくれた」と賛辞を贈り、壇上での硬い握手を交わした。