セガサミーホールディングス(株)(里見治会長兼社長)は、2月4日「平成23年3月期 第3四半期(4/1〜12/31)決算に関して」(連結)IR発表した。それによるとグループの売上3101億300万円(前年同期比8.7%)、営業利益629億7000万円(同118.2%)、経常利益623億3400万円(同125.6%)、純利益368億2100万円(同117.3%)。その定性的情報・遊技機関係において「遊技機業界におきましては、パチンコ遊技機の入替はやや低調に推移しているものの、パチスロ遊技機においては、市場から高い評価を受ける遊技機が複数登場し、パチンコホールでの稼動回復や、一部大手パチンコホールにおけるパチスロ設置台数の増加がみられるなど、市場が回復傾向にあります」とした。
サミーブランド「ぱちんこCR北斗の拳剛掌(ラオウ)シリーズ」(12.3万台)。同「ぱちんこCR獣王」の販売が堅調(3.3万台)に推移。新たな試みとして、顧客ニーズの多様化に対応する新たなゲーム性を搭載した「デジテンシリーズ」(逃亡者おりん・ハクション大魔王3アクビ娘)など含め、合計24.1万台。パチスロでは、「パチスロ蒼天の拳」(9.2万台)。ロデオブランド「俺の空〜蒼き正義魂〜」が好調(3.7万台)推移。同「新鬼武者」も堅調(6.2万台)推移。パチスロ遊技機全体では、前年同期実績を大きく上回る26.8万台を販売。売上高1681億500万円(同期比33.6%増)、営業利益546億6600万円(同102.8%増)。
なお、遊技機事業において「パチスロサクラ大戦3」について、一部の販売先より出玉率が高めに推移しているとの報告があり、その事実を確認するのと同時に対応策を決定したことを、再度記載。「本件による業績への影響は精査中ですが、当第3四半期までの業績進捗や第4四半期に投入予定の主力タイトルの受注状況等を考慮し、業績予想に修正の必要はないものと判断しております」と現状を伝えた。