山佐(株)(本社/岡山県新見市)は11月25日、福島県郡山市の富田町若宮前応急仮設住宅において、富岡町生活復興支援センター(おだがいさまセンター)が主催した「ちっちゃなえびす講市」を共同主催して開催。会場となった若宮前応急仮設住宅広場には近隣応急仮設住宅から専用シャトルバスによって避難している住民を輸送。会場の野外特設会場には支援センターなどによるカレーや焼きそば、野菜類等の販売の他、国際医療福祉大学の学生らもブース出店するなどし、同じく共同主催していたラジオ福島の生放送の中では、富岡町復興テーマソングの制作発表も行われた。
富岡町のえびす講市は大正12年から続くえびす神ないしかまどを祀り、1年の無事を感謝し、五穀豊穣、商売繁盛を祈願するもの。これらは全国で実施されていたが、富岡町の住民にとっては1年の楽しみとなっている一大行事であり、昨年の震災後にも応急仮設住宅において規模も大幅に縮小された催しが行われた。
会場にはこの他、富岡町の住民による作品展示やフクシマ足湯隊による足湯のサービスに加え、えびす講市名物の投げ餅&抽選会も実施。応急仮設住宅の住民たちはひとときの催しに癒されたようだ。