(株)マルハン(本社/東京都、京都市)は5月29日、帝国ホテルにおいて2013年3月期会社説明会を開催した。
売上高2兆1368億円(対前年比2.8%増)、経常利益424億円(同18.6%減)について、「大型出店を積極的におこなう」「積極的な全面立て直し改装」などを掲げ、諸々の計画の中で増収減益は想定内となったと説明。それでも、機械代の増加が減益率を上げた一因とした。出店状況では、新規21店を予定、実際は16店で、計286店(期末現在)。
また、パチンコ事業以外の事業説明の中、「太平洋ゴルフ」の再建対応を説明。5月13日入札の結果スポンサー指名を受けた。韓社長は「再生経営計画の提出、債権者集会、計画案の認可というステップを経て、今後正式に決定していきたい」。「フェスティバルゲート(大阪)跡地の開発」では、09年に落札後、整地化、プランが確定したので、今後正式発表を予定。都内でも「劇場型エンターテイメント」も予定している。
今後、13-15年3ヵ年計画では、コスト削減200億円目標、パチンコ業態のレベル向上、パチンコ事業以外で売上500億円(2015年)を掲げ、2013年度は、売上2兆2625億円、経常利益550億円、新規16店・改装4店を計画し、店舗数を302店予定している。
■決算(連結)
売上高2兆1368億6400万円(前年同期比2.8%増)
営業利益 396億8700万円(同22.9%減)
経常利益 424億1400万円(同18.6%減)
当期純利益 203億2300万円(同18.3%%減)