(株)オーイズミ(本社/神奈川県厚木市)の大泉政治社長が代表取締役をつとめる神奈川電力(株)は、地元自治体と連携してメガソーラー発電所の建設を行っていたが、このほど厚木市上古沢に「県央厚木第一発電所」を完成させた。県内初の民間大規模発電所のスタートを祝し、7月13日に現地で関係者を集めて開所式を行った。
大泉社長は、地元の関係者ならびに県・市の自治体関係者など、多くの理解と協力のもと、スムーズに発電所が完成できたことに謝意を述べた。「地球温暖化対策、電力の安定供給など、社会貢献としての使命も強く感じ、公募に手を上げた。そして地元関係者の皆さんの協力をいただき、神奈川電力を立ち上げることができた。今期中には隣接する形で、同規模の発電所を建設する予定。皆さんの期待に応え、この事業を本格的に展開していきたい」と、県や市、地元自治会などから約150人を前に、太陽光発電事業に意欲をみせた。
同発電所の面積は5万6420平方メートル、太陽光パネル約8000枚(パナソニック製パネル)。総事業費は約8億円。最大出力は約1.9メガワットで、年間発電量は約530世帯分に相当する190万キロワット時。
写真/完成を祝して、関係者による点灯式を行った。左から吉川副知事、小林厚木市長、大泉社長、地権者会会長、石津社長(パナソニック環境エンジニアリング)