(株)マルハン(本社/東京都、京都市)社員の狩野亮選手(28歳)の2大会連続の金メダル快挙に対し、出身地や地元では、新しく設置した特別賞で出迎えている。
○網走市「市特別栄誉賞」(4月8日)
狩野選手の出身地・網走市の「エコーセンター2000」において、水谷洋一市長から贈呈(市特別栄誉賞の受賞は、ノルディックスキー女子の夏見円選手に続き2人目)。
○北海道「栄誉賞特別賞」(4月10日)
北海道庁において、高橋はるみ知事より贈呈。2010年に栄誉賞を受賞しているところから、狩野選手の栄誉をたたえるため、新たに「栄誉賞特別賞」を新設し応えた。
○「長野市長特別賞」(4月21日)
長野市役所において、加藤久雄市長は、「市民に勇気と感動を与えた」と狩野選手の活躍をたたえ、新設した市長特別賞として表彰状とトロフィーを贈った。長野市の贈呈式において、狩野選手は「たくさんの声援ありがとうございました。金メダルを2つ獲得したことに満足し、歩むことを止めれば4年後、8年後には表彰台にも上がれないと思います。金メダルを過去のものとして、さらに上を目指していきます」と今後もチャレンジする意気込みを語った。
*狩野選手は北海道・網走市出身。小学3年のときに交通事故で両脚の自由を失った。中学1年で競技を始め、2006年トリノ大会初出場。2008年マルハン入社(川中島店・長野)、2010年バンクーバー大会で、スーパー大回転で優勝。ソチ2014パラリンピック冬季競技大会では、大会直前までナショナルチームは長野の菅平高原で練習。そして狩野選手は、「男子座位滑降」「男子座位スーパー大回転」の2種目で金メダルを獲得した。