(株)マースエンジニアリング(本社/東京都新宿区)のグループ企業である(株)マーストーケンソリューション(本社/東京都新宿区)ならびに(株)マースウインテック(長野県坂城町)は9月10日から12日の3日間、東京都江東区にある東京ビッグサイト・東4で開催の「第16回自動認識総合展AUTOID&COMMUNICATION EXPO 2014」(主催/一般社団法人日本自動認識システム協会)にブースを出展。マーストーケン社のシステム「ICycle」が自動認識システム大賞の特別賞を受賞した。
受賞システムの正式名称は「UHF帯RFIDを活用した不適切駐輪管理システム『ICycle』」。ブースでは実際に導入された筑波大学での運営例が紹介された。日本の巨大キャンパスのひとつである筑波大学のキャンパス外周は約10キロメートルあり、その中の移動手段には自転車が最も多く利用されている。本システムは常時2万台あるという敷地内での自転車の把握と管理体制に大きく貢献したシステムだ。利用される自転車1台1台 にマーストーケン製ラベルを貼り、専用ハンディタ ーミナルによる管理システムで、効率的な運営が格段に実現できたという。加えて、放置&盗難車の迅速対応に伴う防犯性のアップや、学生びモラル・マナーの向上などが効果として報告され、様々に活用シーンが期待されるところから高い評価を得ていた。
特別賞を受賞した「ICycle」の紹介パネル
自転車にハンディターミナルを向けるだけで、瞬時に登録車か、盗難・放置車かといった情報を識別。盗難の場合は、届け出をした者にメールで自動通知される