セガサミー野球部 準々決勝進出

9回表1死1塁、サード宮之原選手はゴロをさばいた。5-4-3と転送、1塁塁審のアウトのコールの瞬間、3塁側セガサミーの応援席は大歓声が巻き起こった。

セガサミー野球部(東京都)は11月8日、「第40回社会人野球日本選手権大会」(主催:公益財団法人日本野球連盟・毎日新聞社/共催:大阪市)の大会8日目第1試合でNTT東日本を3対1で下し、準々決勝進出を決めた。先発・横田投手は、相手打線を1安打で抑え、堂々の完投勝利。

大会初戦と同様、先発した横田投手は、緩急よい立ち上がりで上々の調子。一方打線も6回まで毎回安打。しかし拙攻気味で相手の固い守りで7回まで無得点が続いていた。先制された3回は、1死後、四球と初ヒットにより1・3塁からのスクイズによるものだった。セガサミー応援団は 、ラッキーセブン「一気に逆転できるよう、応援しましょう」と激を飛ばしたが、7回は三者凡退。そんな雰囲気を一転させたのは、8回先頭打者、自ら「意外性」を自負する坂本選手はレフト線へ2塁打。「来た球をシンプルに打ち返す」を心がける次打者・政野選手は堅実に送りバント。これが3塁悪送球を誘い、坂本選手が生還し同点。初戦タイブレークで長打の江藤選手は左中間タイムリー3塁打、同じく川端選手はレフト犠飛と堅実な仕事で一気に3点をもぎ取った。

準々決勝の9日第3試合(15:00)では、シーソーゲームの末、粘りの打線で勝ち上がった大阪ガス(大阪)と対戦する。