(株)玉越(本社/名古屋市守山区)は4月9日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて、第33期創業祭ならびに年度方針発表会を開催した。
冒頭、壇上に上がった高木一夫会長は「厳しい状況下ではありましたが、予想以上の業績を残すことができました。今年度は『フジオカ店』のリニューアルや低貸玉の導入等によって更にブランド力を高めていきたい」と挨拶。長寿社会の現代において、ただ長生きするだけでなく健康でアグレッシブに、そして生涯現役でいたいと抱負を語った。
県下各区の社会福祉協議会に対し寄付金を贈呈した後、取締役や各部門による今年度の方針発表が行われた。昨年5月より取締役社長に就任した高木宏動社長は、社長就任の所感として「娯楽と癒しを求めるお客様が、長居できる環境を構築していく」と述べ王道経営を貫く旨が述べられた。そして昨年度の経常利益が対前年比250%になったとの業績報告が行われ、今年度は①顧客満足度の向上 ②「お客様相談室」の設置 ③組織構造改革、という三本柱を経営方針に掲げた。
第30期の節目を記念して、2012年よりスタートした「未来冒険プロジェクト」の発表では、同社の100年後を見据えた取り組みとして、業界自体が斜陽産業になりつつある中、どのような変化が必要なのかを全社的に考えていく事、そしてそれに向かって社内が大きく変わりつつあるという報告が行われた。共通テーマとして『笑顔』が掲げられ、伴って「楽しもう」「一緒にやろう」といった9つの行動指針を発表した。