第86回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の大会3日目となる7月20日第3試合、5年連続8回目出場のセガサミー野球部(東京都)は、王子(春日井市)との初戦に挑み、惜しくも初戦敗退した。
試合開始前から球場内は歓声に包まれた。プロ野球・巨人の元監督の長嶋茂雄氏、日本のプロ野球最多安打記録を持つ張本勲氏、毎日新聞の岸井成格特別編集委員、元広島監督で第3回ワールド・ベースボール・クラシック日本代表監督を務めた山本浩二氏、元プロ野球選手(投手)、監督、野球解説者の東尾修氏、オリンピック競泳バタフライ銅メダリスト(セガサミー所属)の松田丈志選手がグランドに訪れた。その中、長嶋氏は4年連続の観戦。試合前には交流があるセガサミーの選手たちを激励。「頑張れよ!きょうは勝つ!勝つ!勝つ!」と握り拳を振り下ろし、健闘を祝した。
始球式では、松田選手が豪快な投球を決め、試合開始となり、セガサミー側は、1万2千人を超える大応援団で士気を高めた。セガサミーの先発は新人右腕、23歳の森脇選手。初マウンド、初戦の先発だったが、最速150キロの直球で押し、4回余を無失点。その後は森山→前原→横田の投手リレーで、両軍とも3塁を踏ませない行き詰る投手戦となった。相手側の王子は、先発の近藤投手が散発4安打・10三振の熱投に応えるかのように、8回先頭バッターのヒット→送りバント→タイムリーという1点が決勝点となった。
セガサミー応援団・スタンドは、最後まで選手を応援。ゲームセットの声を聞いた後は、王子応援団とのエールを交換し、健闘祝していた。
記念写真
激励に訪れた東尾氏、松田選手、山本氏、里見会長兼社長、長嶋氏、張本氏、初芝監督、岸井氏(左より)
勝つ!の激励する長嶋氏
始球式