DYJH&夢コーポ 合同記者会見開催

(株)ダイナムジャパンホールディングス(DYJH)ならびに夢コーポレーション(株)は、両社間における株式交換によるグループ化の準備が整ったことを受け、10月30日午後1時より、(株)ダイナム本社会議室(東京都荒川区)において、合同記者会見を開催。これにより、(株)ダイナムジャパンホールディングスのもとに、(株)ダイナム(391店)、夢コーポレーション(株)(39店)、(株)キャビンプラザ(9店)により、439店舗というダイナムグループの中核事業を充実させた。

水谷義之執行役(DYJH・ダイナム常務)の経緯説明では、5月22日に経営統合の意思確認から準備協議がスタートし、8月25日基本合意書、9月24日株式交換契約書締結により、11月1日経営統合の成就を向かえる。株式交換に係る割り当ての内容では、DYJHの1株に対して夢コーポ社3.466株の交換比率。結果、DYJHの3880万5336株を夢コーポの株主に渡すことになる。今回、株式交換という手法のため、金銭の受け渡しは発生していないが、株式時価に換算すると57億8800万円に相当。

佐藤公平執行役会議長・代表執行役(DYJH・ダイナム会長)は、ダイナムジャパンホールディングスという公開企業のもとに、新たに夢コーポ社が加わることを歓迎。「グループの一員となるのであり、夢屋という屋号が変わるわけではない。今後は、1+1が2を超えるような効果をどう発揮していくかにかかっている」と長年の両社の堅い信頼関係によりスムーズに進行したことを伝えた。

加藤英則社長(夢コーポレーション)は、今回のグループ入りについて、業界の高コスト体質からの脱却につながる転機にしたいと期待を込めた。

森治彦執行役(DYJH・ダイナム代表取締役)は、業界改革の情熱を携えともに歩んできた夢コーポ社のグループ入りを歓迎。「スクラム組んでシナジー効果を発揮していきたい」と「百年の挑戦」というダイナムビジョンの実現に意欲を見せた。目下の課題である、高射幸性の是正についても強い同士を得たとした。それ以上に「グループ全社員・従事者の業界の未来と日々営業のモチベーションは飛躍的に上がっている」とした。

質疑において、佐藤代表執行役は「1000店舗体制を目指したい」とダイナムグループとしての構想を熱く語った。「1000店はあくまでもシンボリックな表現であり、構想として抱いているもの。パチンコ業界は、まだまだ他の業種と比べると未成熟な状態である。お客様と接するホール経営企業として、多くのお客様から愛され親しまれるようしていかなければいけない。競争がなければ、業界は発展しない。けれども、競争が激化して今どうだろうか。お客様の数が増えただろうか。コストが下がった、品質が上がり、社会的評価が上がっているだろうか。私たちは共存共栄して、業界全体が繁栄していくため、建設的な競争力を培うためには、ホールがもっともっと力をつけていかなければならない。 そのために、同じ志のホール企業とスクラムを組んでいきたい。そのためには、お互いに信頼関係を築き、将来の業界づくりにつなげていきたい」と呼びかけた。

写真は、左から水谷執行役、佐藤代表執行役、加藤社長、森社長