エンビズ総研 「低射幸性時代に備えよ」セミナー開催

(株)エンタテインメントビジネス総合研究所(本社/東京都千代田区)は1月28日、アキバプラザにおいて、「低射幸性時代に備えよ」と題したセミナーを開催。本セミナーでは同社が発行する「パチンコ・パチスロプレイヤー調査」(2016年版)データの速報版を基に、今後の業界動向を展望した。

セミナーは同社の藤田宏社長が講師を務め2部構成で進行。第1部「遊技者・休止者・未経験者の実態」、第2部「低射幸性時代に備えよ」と展開した。「射幸性が持つ意味を改めて考える」では、約20年前の社会的不適合機の時代から現在の行政講話までを振り返り、ハード・ロー(法令)ではなく、ソフト・ロー(自主規制)が求められている。そこで求められるのはまさに業界自らの立ち振舞いであり、世論も適切に注視していることを前提とした。

その後、「戦略を立てる。その為に必要な情報は?」「データの価値は、料理の仕方で大違い」「遊びの対象としてもらうためのイメージ戦略」「対応計画は、中期&短期で」「出たとこ勝負は通用しない」「射幸性に代わる、つながりの創出」をキーワードとして、「パチンコ・パチスロプレイヤー調査」データに基づき解説した。

実際に自ホールの遊技機やサービスを使ってくれるであろうモデルユーザー(ペルソナ)を作り出し、そのユーザーのニーズを満たすような形で遊技機やサービスを設計するというマーケティング手法「ペルソナ・マーケティング」の活用を提案した。